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2019.02.01
本読みの悩み
こんにちは、2月に入りました。
まだまだ寒さが続きますね💦
名古屋市東桜の知能・知育教室の高木です。
先日、毎月のコンテンツになってきている、Ywaiカフェさんにて、
1歳~3歳さんのお母様向けに、知育遊びについてのお話をしてきました。
その中で、良くお話がでたな~と思ったことについて今日は書こうと思います。
それは本読みについて。
本を読むことは、幼児期にとってとても重要な要素です。
教室でも、概念のレッスンがありますが、本読みも3歳さんの未就園児コースで
カリキュラムとして組まれています。
概念とは、ことばの意味や属性です。そのことばをより深く理解すること。
それにより、表現力や、思考、記憶が深くなっていきます。
例えば、「ねこ」。ねこ、という名前のほかに、
動物の1つであること、動物とは何か、お母さんのおなかから生まれる事、
犬と同じように家で飼われること、尻尾が長い、爪が鋭い、などなど、
いろいろ拡げる事ができます。
本読みはその概念を深めるためにとても重要な役割を果たします。
そこで出たお悩みというのが
・ペラペラめくって読んでいるのかわからない
・本は持ってくるけど、他の遊びもする(でも読んでないと怒る)
・本を投げる、、
・同じ本しか読まない
などなど。
私も子育てしているなかで、「あ~わかる~、うちの子もやってたなぁ」と
思いながらお聞きしていました。
1歳さんはまだ字も読めないですし、本ってものも良く分かってない場合もありますよね。
ただ、この時期、お母さんに読んでもらえるとてもうれしい時間、楽しいもの
が本なのだ。と認識してもらえることがとても重要ではないでしょうか。
要するに本好きにする第一歩といったところです。
子供は経験したことしか理解できません。
経験の幅を広げてあげるのが本なのです。
我が子も本好きに幸いにして育ってくれましたが、
「本って、僕を違う世界に連れてってくれるから好き」と2年生の時に
言った事、とても感動したのを憶えています。
今でも本を読むことはストレスに感じず、楽しく自分で
時間があれば読んでいます。
本を読んでくれない!本を読まなきゃ、
という強迫観念は取っ払い、
ただ、本って楽しいものという気持ちを持たせて
あげればいい、と気楽に考えてよろしいと思います。
思い通りのペースで読まなくてもOKです。
ペラペラめくるのが絵が変わって楽しいのです。
一言、二言程度の本で、分かりやすい絵が描かれているものが
楽しいですね。
また、面白い音が入っているもの。
お母さんは恥ずかしがらずに、感情をこめて大きな声で読んでみてください。
(俳優になった気持ちで!)
きっと笑って楽しんでくれます。
また、節がついたような本で歌いながらや、
手遊びを一緒にするような本でもいいかもしれません。
本を投げるなら、手に届かないところに置いたり、
紙芝居を取り入れてみたり。ちょっと工夫してみると、
本は投げるものではないのだ、とわかるでしょう。
同じ本を読むのも良いです。
憶えて自分で読みだすこともありますよ。
他の本に手を取ってもらうには、
まずお気に入りを読んだら、次はお母さんのを読もうね、
と誘導してあげてもいいですね。
私もいまだに本を購入する際は、
本人がどうしても読みたい本と、お母さんがおすすめする本、と
セットにして購入し、次買ってほしいなら、
お母さんのも読んでからね。とお約束します。
そうすると、「意外と面白かった!」という事がほとんどで、
世界がまた広がったのかな、と思います。
私の個人的な考えですが、
子育ては「こうしなければならない」はあまりないと思います。
しつけは重要なので、その部分はしっかりしなければなりませんが、
それ以外の、「なんでこんなことするんだろう」は、
「こんなことするなんで、面白い!」に変換して、
子育てを楽しんでみるのはどうでしょう。
自分の子供を観察すると、私ではやらないな、という事をやっている、
面白い!と思う事が多いです。
他の事自分の子を比較して「なんでだろう」ではなく、
自分の子を”観察”して楽しんでください。
そして、お話ができるようになってきたら、
「なんでそうしたの?」「どうして?」と気持ちを問いかけて上げてください。
表現ができなくても、子供は自分の気持ちに目を向ける練習になりますし、
言葉を代弁してあげると、ことばの深まりがさらにできるでしょう。
お子さんが2歳なら、お母さん業も2歳。
一緒に成長する気持ちで、面白がって子育てできたらいいなぁ。
と自戒も含めて改めて思った、勉強になる機会でした。
次回のYwaiカフェさんでのイベントは
2月21日(木)10時半~11時半 ワンドリンク無料でお付けしてます。
是非ご参加くださいね。
お会いできるのを楽しみにしています!